琉球大学病院の外科医育成支援
琉球大学病院では沖縄県で働く外科医のキャリアをサポートするために様々な取り組みを 行っています 。
- 沖縄県外科医育成事業
沖縄県の寄付を受けて2012年に開設された「おきなわクリニカルシミュレーションセンタ ー」は、外科系の手技をトレーニングするための専用室を保有しています。
ここでは、初歩的な縫合練習から、腹腔鏡手術用の鉗子操作の練習用ボックス、バーチャ ル・リアリティ技術を応用した手術シミュレーターに至るまで、幅広いトレーニング機器 を揃えています。
琉球大学病院では2019年度(令和元年度)より沖縄県の地域医療・介護総合確保基金から 補助を受けて(標記事業)、さらなる外科領域の研修環境整備を進めています。
この事業 で2021年2月にロボット支援手術シミュレーター(Robotix Mentor®)を導入し、運用を開始しました。
また、外科系の手技トレーニン グので負担となる消耗品費および消耗品以外の備品の経年劣化に対応する費用も確保でき るようになりました。
2021年度は以下の商品を これらの機材は毎週複数回利用されており、研修医から専攻医以降の外科領域の技術・技 能向上に貢献しています。
また、医学生が外科領域に関心を持ってもらうためにも、気軽に手技に触れられる体験と して活用しています。
これからも、沖縄県と連携して外科系医師の増加および研修環境の改善に貢献して参りま す。
結紮王
令和4年2月27日(日)にエチコン|ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社様の共催の もと、研修医向けの外科系技能の競技会を開催しました。
令和3年はコロナウイルス感染症 の蔓延のため、研修施設ごとで予選を行いました。
令和4年は県内6病院で予選を勝ち抜い た研修医15名がおきなわクリニカルシミュレーションセンターに集合して技を競いました。